30代の転職の試用期間

転職における試用期間

 中途採用者に対しても試用期間を設ける企業が多いのは、面接ではわからない能力や勤務態度、適性などを見極めたうえで、本採用したいと考えているからです。特に30代で転職する場合、企業は即戦力として活躍してくれることを期待しているので尚更です。

 企業は就業規則や労働契約の中に試用期間の項目を盛り込むことで、社風や職種とミスマッチだと感じた場合、トラブルなく採用を見送れる準備をしている面がぬぐえません。とはいえ、正社員採用が前提となっていますから、健康保険・雇用保険・労災保険・厚生年金などへの加入が前提となります。

 また、試用期間であっても、正当な理由がなければ解雇はできません。正当な理由とは、暴力事件を起こすなどの反社会的な行為を行った、経歴を詐称した、勤務態度や出勤率が悪いなど、中途採用者自身に落ち度があることを指します。真面目に仕事に取り組めば、そう簡単には解雇できないのです。

試用期間をお試し期間にはしない

 30代でも未経験職種へ転職する場合などは、自分の適性を見極めるために、試用期間を利用しようと考えるひとも少なくありません。ですが、入社後に適性を見極めようとすると、社会保険に加入した時点で履歴が残ってしまいます。ミスマッチに気づいて再び転職活動をスタートしようと思うとき、短期間で会社を辞めたという事実は、マイナスにしかならないのです。

 30代での転職は、自分の将来のキャリアにつながる大事なポイントです。内定諾否の段階で、職種や入社を検討している企業に関する情報収集ができていない時点で、詰めが甘いと言わざるをえません。試用期間を大過なく過ごし、正社員として活躍できる企業を選定しましょう。

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2015年10月29日 コメントは受け付けていません。 退職・入社